株式会社オプトル様の経理フリーランス活用事例

株式会社オプトル インタビュー写真

キャリア採用の半分のスピードで理想の体制へ。FINANCEBIZ人材の活用で、カーブアウト後の経営管理を最短で確立

世界最小級の車載ステレオカメラや先進的なメタレンズなど、光学技術で社会に新たな価値を生み出す株式会社オプトル。 同社はリコーからの事業分離(カーブアウト)に伴い、独立運営に向けた経営管理体制の早期構築が至上命題となっていました。 しかし、専任組織がなかったため、高度な専門スキルを持つ人材の確保とノウハウの蓄積に大きな課題を抱えていました。

その状況を打破するため、テックビズを通じてフリーランスの専門人材を登用。即戦力の知見を注入することで、管理部門の立ち上げと業務効率化を見事に成功させました。 今回は、取締役 執行役員 経営管理本部 本部長の橋爪慶太様、経営管理本部 経営企画室 経理・財務グループリーダーの及川裕司様(以下、敬称略)にお話を伺いました。

導入前の課題

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  • リコーからの事業分離(カーブアウト)に伴い、独立運営に必要な経理・財務機能に不足感があった。専門人材の採用も急務となっていた。

導入の決め手

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  • 現場のニーズを熟知した的確なマッチングとスピード感。業務委託ながら、候補者のスキルが自社の求める要件と合致していた点。

導入後の結果

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  • 早期の体制構築に加え、期待以上の高いパフォーマンスを発揮。現場への自律的な支援により、業務の見える化と効率化が実現した。

お話を伺った企業

株式会社オプトル:https://www.optowl.com/

オプトルは、「光の恩恵を 幸せにつながる価値へ」を企業理念に掲げ、世界最高レベルの光学・画像処理技術を核としたソリューションを提供するモノづくり企業です。

精密成形やマイクロプロセス等のコア技術を融合させた高精度な光学設計・生産技術に強みを持ち、車載事業をはじめとする産業分野で高い信頼を得ています。 主力製品には、光学・画像処理技術を融合した「車載用ステレオカメラ」や、最先端の「メタレンズ」などがあります。

顧客の特定のニーズに応じたカスタマイズ対応も積極的に行い、先進的な価値提供を通じて、安心・安全・快適な社会の実現と産業界の未来に貢献しています。

株式会社オプトル インタビュー写真 ▲写真左から 橋爪 慶太 氏 / 及川 裕司 氏

お話を伺った方

■取締役 執行役員 経営管理本部 本部長 橋爪 慶太 氏 / 株式会社オプトル

■経営管理本部 経営企画室 経理・財務グループ リーダー 及川 裕司 氏 / 株式会社オプトル

——はじめに、取引のきっかけを教えていただけますか?

橋爪氏:

まず事業譲渡前の会社にいたときですが、我々はある一つの事業部でした。そのため、経理・財務機能を事業部単独では持っておらず、親会社本社に全部集約されていた状況でした。

そこから事業譲渡が決まって、我々が独立運営していくためには、経理・財務機能をきちんと確立することが必要でした。

その人材をキャリア採用で募集していたときに、いち早くご紹介してくださったのが FINANCEBIZ でした。 なおかつ、人材のプロフィールを拝見したとき、“それぞれの方が非常に経験豊富で、我々が求めている業務にマッチしている”と思ったのがきっかけです。

——なるほど。各社様においては、「キャリア採用の優先順位は高いものの、現実的に難しい場合、業務委託やフリーランスという選択肢も視野に入れていただく」といったケースもあります。それを踏まえてオプトル様の場合、人材が決まるまでのスピード感としてはいかがでしたか?

橋爪氏:

事前に“人材とマッチングするかどうか”を確認いただいているため、一次面接の段階ですでに「業務遂行に支障はなさそうだ」という前提で話が進むなど、通常のキャリア採用の半分くらいの時間で行うことができた感覚があります。

弊社のキャリア採用のプロセスでは面接を複数回おこなうのですが、その前にまず書類審査があります。そこでの書類には「私はこういう会社で、こういうことをやってきて、こういうスキルを持っています」といった内容のものが殆どで、我々が求めていることに対して、ご本人のスキルがマッチするかどうかまでは書かれていません。

FINANCEBIZ の場合、我々が求めていることを事前にある程度伝えられているので、プロフィールが届いた時点で、その方の経歴だけでなく「どの部分がマッチするか」というコメントが添えられてきます。

こうした点から「事業譲渡前の会社から抜けて独立運営できる状態にする」という当初の目標に対して、通常のキャリア採用プロセスに御社が入ることで、採用スパンを短くでき、スタートダッシュが切れたと思っています。

——セキュリティ面についてはいかがでしょうか? 経理部門は機密情報が多い中、外部の方にお任せすることに抵抗がある会社様も多いですが。

及川氏:

情報セキュリティ面で言うと、業務委託の方には社給のパソコンにて、弊社のドメインの中で情報のやり取りをしていただいています。 相当センシティブな情報に踏み込んでいただくこともありますが、そこは社給パソコンのみで完結しているので、弊社として懸念はありませんでした。NDA(秘密保持契約)も結んでいますので、安心してお任せできています。

——ありがとうございます。FINANCEBIZ から参画した方々のパフォーマンスや評価はいかがでしょうか?

橋爪氏:

例えば、ある方で言えば、会社や部門が抱えている課題を非常に俯瞰的に見て対応の仕方を考えてくださっています。

普通の方なら「決められた条件の中で、決められたことをやる」となりがちですが、その方は「100 求められたら 150 くらいのことをやって、最終的に 100 に合わせていく」といった進め方をしてくださいます。 次の課題に直面した時も、共通課題として「どう解消していくか」を広い視点で考えていただけるので、業務委託の人という感覚ではなく、本当の「事業の仲間」や「会社の一員」であるという感覚を持てました。

及川氏:

他の方でいえば、大手メーカーで子会社 CFO の経験のある方を紹介していただきました。視点としては我々も工場経理であるため、大所高所からアドバイスをいただいています。また、月次決算を上げるだけでなく、マネジメント層に対する数字の作り方、指標のあり方などを深く見ていただいています。

橋爪氏:

少し補足をしますと、実は弊社の社長の年頭挨拶で「自律」という言葉があったのですが、FINANCEBIZさんから参画した方にはまさにそれを体現してくださっている方がいます。

手取り足取り教えるのではなく、「自分でやれる能力を引き出す」のような姿勢で活動頂いています。 「ここがポイントだと思うけど、自分で考えてみてごらん」と仕向けていただき、そのようなかたちで業務を進めてくださっていることを耳にし、非常に素晴らしいと感じました。

——業務委託でありながら、かなり深く入り込んでいただいていることがよく分かりました。今後の展望としては、どのように見据えていらっしゃいますでしょうか?

橋爪氏:

弊社では 2030 年を目指し、「2 階建てのビジネスモデル」を構想しています。 我々のコアデバイスやキー技術をベースにしつつ、データを活用した「データビジネス」との連携を強化する大きな流れがあります。

具体例としては、例えばステレオカメラの技術です。これを安全システムとして機能させた場合、例えば“業務委託先の作業品質はどうだったのか”といったデータを、分析しフィードバックすることができます。 ステレオカメラは二つの目を用いた 3D 情報をずっと取得している状態でもあるので、そのデータ活用によるビジネス展開にうまく結び付けていくことを考えています。

株式会社オプトル インタビュー写真

——なるほど。それに伴い社内の体制やシステムも変わる大きな転換期となりそうですね。

橋爪氏:

弊社では「2030 年には売上 350 億円を狙う」というのを目標にしています。 営業利益においてもコストダウンや、“今まで人でやっていたものを新たな ERP で実行できるようになる”ようにシステムの入れ替えによる間接機能の効率化も進めています。

システムの入れ替えにあたっては、最初は使い勝手などで色々あるとは思いますが、慣れてくると格段に業務効率化が進んでいくと考えています。 これまでは、いわば人を介した「伝書鳩方式」で、機能ごとに分断された情報をつないでいました。

しかし、機能別の組織メンバーがそれぞれに同じシステムを見られるようになれば、情報を「つなぐ人」はいらなくなります。 入力することで全員に数字が伝わるようになれば、今まで生じていたような無駄が排除されると考えています。

そういったシステムの部分は、今後のキーになると感じています。そのため、現在参画されている方のような“経理機能の知見と IT の知識、両方を持っている人”は、我々にとって非常に重要です。

——ありがとうございます。今後も経理×IT の人材活用を進める架け橋になれればと私どもも思っております。

橋爪氏:

パッケージ品を入れる際にも効率を上げるためのカスタムを行うのですが、その作業は、業務プロセスを理解している人でないとできません。

IT だけの方にお願いしても、業務プロセスが分からなければ対応が難しいことがあります。そのため、経理とIT の両方を理解している人材は、システムが入った後も重要になると考えています。

こうした背景から、今後も FINANCEBIZ に「こんな人が必要です」と相談し、「こういった方がいますよ」とご提案いただけることを期待しています。

——ぜひお役に立てればと思います。本日はありがとうございました!

写真・文・編集:事例のプロ
リンク先: https://jireinopro.sui-sei.tokyo/

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